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フレスコ画

フレスコ画 制作開始
2001年にヒゲタ醤油は創業385年を迎えました。この記念事業の一環として、フレスコ画の制作を決定しました。イタリア在住の坂田秀夫さん、由美子さんご夫妻に依頼し、制作が開始されました。

ヒゲタ工場内に幅10m、高さ2.8mのコンクリート製の壁が作られました。
シノピア(ためし画)
フレスコ画とは、砂と石灰を混ぜて作った漆喰(しっくい)で壁を塗って、その上に粉の顔料で絵を描く方法です。濡れた石灰の上に顔料を乗せてやれぱ、石灰水が顔料を覆い、空気中の二酸化炭素と反応して透明な結晶になります。顔料はこの結晶に閉じ込められて美しさを保ちます。耐久性は抜群で非常に長期間(数千年)保たれます。

白い漆喰を3回塗った下地に、シノピア(ためし画)描画開始。
シノピア(ためし画)完成
シノピア完成です。ヒゲタの「天・地・人」の精神を元にして、絵のコンセプトとしては「銚子と江戸の繋がり・江戸と現代の繋がり」を表わしています。右側から、銚子で醤油を醸造し、利根川を上った高瀬船が日本橋界隈の蔵に向かいます。天使は海の贈り物である真珠のネックレスを身にまとい、リュートを奏でています。その姿は「船頭の守り神」を、横笛を吹く天女は日本の海の「豊穣の守り神」を意味しています。
ジョルナータ(描画)色付け作業
フレスコ画は、バチカン市国のシスティーナ礼拝堂にあるミケランジェロが描いた「天地創造」、「最後の審判」が有名です。また、イタリアの教会に見られる壁画の多くがフレスコです。

ジョルナータ(描画)色付け作業が始まりました。
「天地人フレスコ画」完成
ヒゲタ醤油は創業385年の記念事業の一環として制作を進めてきたフレスコ画が完成し、2001年11月16日「完成披露式典」を執り行いました。感謝状、花束が制作者の坂田ご夫妻に贈呈されました。

神事「天地人フレスコ画入魂式」
「天地人フレスコ画」完成披露式典
式典内で、銚子市立図書館に坂田さんの著作された「フレスコ画制作本」を贈呈いただきました。また、「フレスコ画の制作と技法について」という演題で講演いただきました。

また、式典内では、紫友会の演奏するお囃子「天地人組曲」が奉納されました。
「天地人フレスコ画」全容
フレスコ画全容です。ヒゲタの「天・地・人」の精神を元にして、絵のコンセプトとしては「銚子と江戸の繋がり・江戸と現代の繋がり」を表わしています。幅10m・高さ2.8mのサイズは本場イタリアでも稀な大きさで、迫力に圧倒されることと思います。
制作者について
坂田秀夫様、由美子様ご夫妻は、1995年にイタリアの巨匠ヴィーコ・カラブロ画伯に弟子入りし、修行を積まれました。 漆喰に糊剤を加えない500年前の技法による日本初の本格的なフレスコ画完成に情熱的に取り組まれています。

なお、坂田秀夫様におかれましては、2010年2月にご逝去されました。 慎んでご冥福をお祈りいたします。