大豆と小麦を下準備する
学ぼう!
しょうゆができるまで
工場でしょうゆがどのようにつくられているかを見てみよう!
こうじを作る
こうじ菌(ヒゲタ菌)を加えて、こうじをつくります。
暖かく湿った部屋で3日間かけてこうじをつくるよ。
- こうじ菌
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こうじ菌はお花のような姿をしているよ。
醤油のうまみや香り成分をつくるための様々な酵素を作りだす大切な生き物なんだ。
発酵・熟成させる
こうじに塩水を加えたもろみを、発酵・熟成させます。
様々なタンクがあるけれど、ここに写っているタンクは約300kL、1Lパックの容器で約30万本分もあるんだよ。
- もろみ内で起こっていること
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こうじ菌がつくった酵素の働きで、大豆のたんぱく質はアミノ酸に、小麦のでんぷんは糖分に分解されます。その糖分の一部が乳酸菌の働きにより酸味の基となる乳酸に、
また、酵母の働きにより香りの成分であるアルコールに変わります。
しぼる
熟成されたもろみを布に包んで、徐々に圧力をかけながらしぼります。
約2,000mもあるとっても長い布にもろみを包みながらアコーディオンのように重ねてしぼります。おしょうゆが染み出てきているね!
- 醤油粕
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お醤油を絞った後の写真だよ。
醤油粕と呼ばれ、家畜の飼料としてリサイクルされているんだ。
火入れをする
しぼったしょうゆに残る微生物を加熱して殺菌します。また、加熱によってしょうゆらしい色と香りも生まれます。
火入れ(加熱)せずに、特殊なフィルターで微生物を取り除いたのもが本膳生などの「生しょうゆ」になるよ。
品質チェックをする
出来上がったしょうゆの色・味・香り・成分をきびしく検査します。
分析装置を用いた成分値検査や微生物検査はもちろん、検査員が自身の感覚をつかって色、味、香りをチェックしているよ。
容器に詰める
ペットボトル・びん・缶などさまざまな容器にしょうゆを詰めます。
よく見かける1Lボトルや密封容器以外にも、びんや缶など様々な容器があるんだ。
商品を出荷する
できた商品は全国へ出荷します。
出来上がった商品は、倉庫で保管され、出荷されるのを待っているよ。はやくみんなの元へ行きたいな~!
- しょうゆの行先は?
- 出来上がったしょうゆは様々な場所に運ばれていきます。