ヒゲタ醤油の歩み

銚子を母に、江戸を父に

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ヒゲタ醤油は、例えるなら、銚子を母に、江戸を父に育てられてまいりました。
銚子は黒潮と親潮が沖合で交わり、温暖多湿で夏冬の気温差が比較的少ないといわれています。
この気候条件が醤油づくりに欠かせない麹菌・酵母など微生物の生育に適しており、醤油醸造に大きな便宜をもたらしました。
また、大消費地である江戸への製品の運搬や、原料調達に利根川の水運が大いに活躍しました。
江戸は全国からの出稼ぎの街であり、いろいろな食文化が混ざり合った結果、「安く、早く、美味い」甘辛い味が好まれるようになりました。
そのため今日のような関東醤油が開発されたといえます。
寿司、てんぷら、うなぎ、蕎麦等の代表的な江戸の味の発展と銚子の地理的な特徴によって、ヒゲタ醤油は発展を遂げたのです。

銚子から全国へ

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銚子から江戸へ運ばれ、そこで多くの人の口に受け入れられたヒゲタは、1937年(昭和12年)には野田醤油株式会社(現キッコーマン株式会社)と資本提携を、1966年(昭和41年)には同社と販売委託契約を結びました。
キッコーマングループが世界規模で事業を展開している中、ヒゲタ醤油は「キッコーマングループ内での国内和風調味料の製造」をドメインとして、業務用・加工用の分野を中心に開発と製造に注力し、キッコーマン社の強力な販売網で、今日、全国のお客様にご愛顧いただいております。

これからのヒゲタ

これからのヒゲタ銚子イメージ

ヒゲタの醤油は「色がきれいで味が濃い」「だしつゆとよく調和する」と、多くのプロの方からご支持をいただいております。
特に、現在でも東京の蕎麦屋さんの多くはヒゲタの愛用者です。このノウハウを活かし、プロに珍重される本格的な「そばつゆ」「めんつゆ」「かえし」などがヒゲタ醤油の大きな柱となっており、醤油づくりだけでなく、こだわりのつゆづくりもヒゲタの大きな特徴となっています。
また、食品メーカーとして「安心」「安全」な製品をお届けするために、食品安全マネジメントシステムのFSSC22000の認証を取得しております。
江戸の昔から親しまれてきた品質を土台に、更なる「高品質」の製品をお客様に届けるべく、これからも努力してまいります。