研究開発への取り組み

研究開発部では、品質の維持・向上とさらなる安心・安全を目指し、「醤油醸造に関する研究と技術の開発」と「つゆ・たれなどの調味料開発」に取り組んでいます。

醤油醸造に関する研究と技術の開発

醤油醸造に関する技術開発とは、しょうゆ製品の「色・味・香り」を追求し、高品質の製品づくりを極める科学です。創業の時から培ってきた技術を基にして、現代の科学技術を融合させて安心・安全な製品づくりを目指し、日々、研究開発に取り組んでいます。

微生物の“ちから”

醤油醸造には麹菌、乳酸菌や酵母といった微生物が欠かせません。
それら微生物の“ちから”を最大限に発揮させるための研究や技術開発に積極的に取り組んでいます。

微生物の”ちから”
麹菌の電子顕微鏡写真

「高級割烹しょうゆ“本膳”」
の開発

“本膳”の特長は「赤みの強い鮮やかな色で、強い旨味と芳醇な香り」です。
昭和61年(1986年)当時、着色を抑えつつも強い旨味と芳醇な香りを持つという相反する特長を持った全く新しい醤油の開発は困難を極めました。長年の蓄積を下地に試行錯誤を重ね、低温発酵管理という現代の“技”を開発。2年5ヶ月後の昭和63年(1988年)5月、“本膳”の商品化に成功しました。
“本膳”は、多くの家庭用及び業務用のお客様より高い評価を戴いております。ヒゲタ醤油は醸造技術力をさらに向上させ、新たな技術で新商品開発に取り組んで行きます。

「高級割烹しょうゆ”本膳”」の開発

つゆ・たれなどの調味料開発

お客様に喜んでいただけるつゆやたれなどの調味料の開発を目指し、「主原料であるヒゲタしょうゆの特長を生かすための技術開発」、「節類などのだし原料や糖類などの各種原料の特性についての技術情報の蓄積」、「それらを踏まえた、より高品質な調味料を効率的に製造するための技術開発」に積極的に取り組んでいます。
また、お客様に喜んでいただける味づくりだけでなく「製品の保存安定性や安全性」や「賞味期限の設定」など安心・安全を追求した商品をお届けするための研究開発に取り組んでいます。

つゆ・たれなどの調味料

応用微生物事業への取組み

ヒゲタが独自に発見したブレビバチルス菌(学名:Brevibacillus choshinensis)を用いて、茨城県神栖市の開発製造施設(波崎プラント)にて有用タンパク質の製造事業等を実施しています。

ブレビバチルス菌に関する長年培った培養技術を用いることで、付加価値の高いタンパク質を高品質で大量に安定に生産することに成功しています。
本施設では、種々の産業分野で活用できる有用タンパク質の研究を継続的に実施しています。

弊社製品は以下のページで紹介されています。

波崎プラントについてお問い合わせ頂く際は、下記メールアドレスからご連絡ください。

ブレビバチルス菌の電子顕微鏡写真
ブレビバチルス菌の電子顕微鏡写真
試薬EGF製品
試薬EGF製品
動物用EGFによる羊毛収穫技術への応用例
動物用EGFによる羊毛収穫技術への応用例